昨年2015年9月19日付の当ブログでもご紹介いたしましたが、2015年9月18日(金)に宮城県名取市で行われた海岸防災林の植樹祭からちょうど一年がたちました!
この植樹は、有限責任事業組合 復興第一協力会の主催で開かれ、東日本大震災の津波により消失した海岸防災林の復興のための緑化プランを提案し、第25回「緑の環境デザイン賞」で 国土交通大臣賞を受賞(※)。
その取組みとして植樹が行われました。赤塚グループはこのイベントに協賛し、また明るい未来を願って111名ものフィランソ会員様が植樹への協力のために全国から集まっていただきました。FFCエースを施用するだけでなく、フィランソ会員様から寄せられた募金も運営にお役立ていただいています。
(※緑の環境デザイン賞・・・公益財団法人都市緑化機構と第一生命保険株式会社の共催により、緑豊かな都市環境の形成を図ると共に、自然のふれあいやコミュニティの醸成に役に立つことを目的に平成2年より実施されています。)
3,500㎡の敷地に植え込みをしてから一年がたち、2,300本のクロマツの“その後を”をご報告いたします。
9月15日にお伺いした日はあいにくの曇り空でしたが、お話を伺った有限責任事業組合 復興第一協力会 田中代表の熱い想いにふれ、明るい日差しのもとにある海岸防災林が見えるようでした。
昨年の植樹祭にて、ご挨拶される田中代表
FFCはやっぱり凄い!
種播から植え込み時、肥料にもFFCエースを使い、こだわりを持って育てたクロマツは
まず『松の葉の長さが長い』そうです。
このことはただ単に「松の葉の生育が良い」ということだけではないそうです。
例えば、5cm、10cmと葉の長さが違うとします。
単純に生育が2倍違うだけと思いがちですが、その分だけ松の葉も太くなっているため、表面積は2倍以上になります。
その分だけ光合成の量が増え、雨風に負けない、しっかりとした松に成長します。
海岸防災林の復興のための今後につながる成長、ということですね!
BEFORE(昨年の様子)
また、葉は適度な緑で色が良く、皆さんの想いに応えているようで、まっすぐ垂直に育っており、現在、クロマツの状態はパーフェクトで生育しているようです。
BEFORE(昨年の様子)
ご参加いただいた皆さんお一人お一人の復興への想いを込めていただいた、クロマツに添えた札も字は消えず残っていました。
このまま、植えていただいた皆様の想いに応え育っていって欲しいというのが、田中代表の正直なお気持ちだそうです。
4年後の引き渡しまでクロマツが成長し、美林の基礎がしっかりできることを願うばかりでした。
【こぼれ話】
美林の基礎作りのため除草剤を使わないので、この夏の炎天下での草刈が何より大変だったそうです。