(赤塚会長が牽引役となって進めている、高野尾地区の活性化プロジェクト。その公式なスタートとなる高野尾地区活性化推進協議会 発足会が2015年5月9日、三重県津市のホテルグリーンパーク津にて行われました。
その時の赤塚充良会長のご挨拶を動画でご紹介いたします。
(ご挨拶の概要)
ことのきっかけは3年前、たまたま朝早くに目が覚め、散歩をしていたところ、2人の方と出会ったことから始まります。お話の中で、「なんとかしてこの村に人が来てくれなければ、ものが売れない。なんとか手伝ってほしい」と頼まれました。しかし、私一人では何もできません。この村の皆さんが賛成して、「我々がすることを応援してほしい」ということであれば、ひと肌脱ぎましょうと話したことから、このプロジェクトが始まりました。
なぜ私が高野尾のために骨を折るのか。私はこれまで高野尾で元気に暮らしてきました。しかし、この20年間、全国各地で講演をしてきましたが、三重県では講演したことがありません。FFCというこんな良い技術を持ちながら、地元を素通りしていてはいけないと思いながらも、県外ばかりに行っていました。こんなことではだめだ、なんとかして地元の役に立てないか、地元に恩返しがしたいと心の中で思っていたところに、2人の方と出会ったのです。
そして、地元の役員の方々が一生懸命に動いてくださり、赤塚植物園が持っている山(レッドヒルヒーサーの森)の下に、国からの補助金もいただき、施設ができることになりました。ところが、それだけでは私の考える地元の活性化にはなりません。この村は高齢者ばかりで、高齢者にもできる仕事づくりと次の後継者を育てていかなければいけません。施設予定地の周りには30ha以上の田んぼがあります。この田んぼを活かすことで高野尾が永遠に発展することになる。交流人口を30万人といわず、50万人、100万人にできるのではないでしょうか。この田んぼ一面に季節のお花を植え、いわゆる花街道をつくったらどうかと考えました。芸濃インターチェンジを降りてすぐに目に入るお花畑の光景、そのまま花街道に飛び込んでもらって、いやというほどお花を見てもらいたいと思います。
これからは食べることと見ること。三重大学と一緒になって、食べられる花の開発を考えています。食べられる花をつくるにしても、土壌が大事です。FFCを活用することで農薬のない土壌をつくることができるということは、この20年間で十分に経験しています。
そしてお花畑ではパラソルの下で高齢者の方がブーケやレイをつくって、県外から来てくださる方々と語り合う。高齢者の方が生きがいを持って働ける場所をつくりたい。昔、私たちはレンゲ畑で寝転がって遊んでいました。今の子ども達にもそれを体感させてあげたいと思っています。そんな熱い想いをもって、日本で初めての地域創生のモデルとして、100万人くらいの人が来るような日本一の有名な津市にしていきたいと願っております。皆様ぜひ応援してください。